2008-01-01から1年間の記事一覧

病院の品格

川渕孝一先生の「病院の品格」を読みました。 ふざけたタイトルですが、川渕先生の従来からの主張が満載で面白い本です。医療機関がすすんでデータの公開をすすめることはは必要ですね、本当に。 病院の品格作者: 川渕孝一出版社/メーカー: 日本医療企画発売…

還るべき場所

登山のリアリティは伝わってきます。しかしストーリーの展開に少し無理かあるかも。人物の造形もいまいち。こんなヤツはいないような… 還るべき場所作者: 笹本稜平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/06/13メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この…

オリンピックの身代金

奥田英朗先生の「オリンピックの身代金」を読みました。 普通の青年がテロリストにならざるを得ない状況になっていく様を描いているという点では、高村薫先生の照柿とかレディジョーカーを彷彿とさせます。奥田先生はその点、読み物の書き手としては巧みな作…

ザムド19話

いい話でした。これから一気にストーリーが展開していきそう。 ヒルケン皇帝というのが、一番のボスキャラらしい。

MISIA 公開ゲネプロ

アジアツアーも終盤です。国内の公開ゲネプロに行ってきました。 幕張メッセのイベントホールでファンクラブ会員対象に行われました。来場者はだいたい1000人くらい。 スタンドHブロックとなっていたので、後ろのほうかなと思っておりましたが、もう20メート…

子羊とオボロ月

亡念のザムド第17話「子羊とオボロ月」を見ました。15話を見終わった時点では、話の方向性が見えなくなっていましたが、ようやくいろいろとキーワードがでてきました。 ヒルコ、大巡礼、ルイコン教、そしてザムド=調停者です。 しかしもうちょっと戦闘シー…

日本は財政危機ではない

高橋洋一先生の「日本は財政危機ではない」と長谷川幸洋先生の「官僚との死闘700日」を読みました。 日本は財政危機ではない!作者: 高橋洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (26件…

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

佐野眞一先生の本をひさしぶりに読みました。 沖縄というと、基地、南国リゾート、地上戦などなど、決まり切ったフレーズで語られることが多いというが、そうした大文字の沖縄ではなく、人々の視点で捉え直した沖縄像がルポルタージュの形で書かれています。…

フェルメール展

東京都美術館で開催中のフェルメール展に行ってきました。 美術展なんざガラではないんですが、月刊文藝春秋の「フェルメール展」開催までにいたる交渉についての記事が興味深かったため。 午前11時にいったところ、すでに20分待ち。入ったらはいったでやは…

フェルメール展

東京都美術館で開催中のフェルメール展に行ってきました。 美術展なんざガラではないんですが、月刊文藝春秋の「フェルメール展」開催までにいたる交渉についての記事が興味深かったため。 午前11時にいったところ、すでに20分待ち。入ったらはいったでやは…

日本語の作法

外山滋比古先生の「日本語の作法」を読みました。 あいさつ、手紙の大切さがよく分かりました。礼儀というのは大切ですな。 口数が多く、ひとのうわさ話に興じていては、信頼が得られないというのもよく分かりました。 わからんことは黙っているに限ります。…

亡念のザムド まま 眠れる魂

亡念のザムド 15話「まま 眠れる魂」を見ました。 話の方向が分からなくなってきました。 ナキアミはビートカヤックをなくした→ヤンゴという少年と歩きでテシクの村へ アキユキはザムトの面つけたまま…→影童子が救いに… ジバシリの少年が南大陸兵士に連行さ…

21世紀の歴史

ジャック・アタリの「21世紀の歴史」を読みました。 著者の論旨は次のとおり。 「いかなる時代であろうとも、人類は他のすべての価値観を差し置いて、個人の自由に最大限の価値を見いだしてきた」 ↓ 宗教、軍人の支配から抜け出て、政治的な自由を民主主義と…

亡念のザムド14話「蒼スギル空」

2話以来のアキユキ・ザムド完全体です。 やっぱりかっこいい。ナキアミともザンバニ号とも離れてしまって、これからはストーリーの予測が立てにくくなってきました。 ザムド、面白いなあ。なんで話題にならないんだろうか。趣味がずれているんかなあ。

MISIA in 上海

姉がアテンドしてくれるので、MISIAの上海ライブに行って参りました。 ついに海外ツアーにまで追っかけです。いやあうれしいです。 姉いわく「ダフ屋さんがたくさんいるからたぶん大丈夫よ」 そうかなあ、と半信半疑で会場のなんとかスタジアムにいったとこ…

ビッグコミックスピリッツ

ヤングサンデーの連載陣をひきとったと解釈していましたが、どうも違うようで。スピリッツがサンデーにのっとられたんだね。なんかテーストがかなりサンデーみたいになってしまいました。つまらん。編集者もかやなり変わってしまったんでしょうか。ああーあ…

タダ裸足デ走ルシカナイ

忘年のザムドの13話「タダ裸足デ走ルシカナイ」を見ました。 傑作だなーと思いました。エウレカの26話「モーニンググローリー」に匹敵するような… HDで配信しているわりには、絵は荒いように見えますが、というか、ネットで見ているからか。 しかし前半部の…

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エクサバイト

服部真澄先生のエクサバイトを読みました。 ストーリー展開的には面白いですが、科学的に無理して設定していたり、プライバシーとかいう点でそういう世界はまずないでしょう、とかいろいろつっこみどころ満載。そういう細かい設定とかに気づきながらも読み通…

2022年の影

赤井三尋さんの「2022年の影」を読みました。「翳りゆく夏」は傑作でしたが、これはう〜ん、面白くない。途中からパラパラととばして読みました。 コンピューターで意識を作って真の人工頭脳とかいうアイデアとかは面白いけど、開発の動機が娘を亡くしたから…

容疑者Xの献身

オール読物で連載中に2回くらい読みましたが、それほど面白いとは感じず。それだから「なんで直木賞?」とか思ってみてました。しかしなるほど、このラストは圧巻ですね。トリックも気づきませんでした。まさか…という感じ。しかし唐突ではなく、丁寧に読んで…

黒の狩人

大沢在昌先生の「黒の狩人」上・下を読みました。 シリーズものながら、前の作品を読んでいませんでしたが、特に人物像が分からないようなこともなく、すんなり入り込めました。 いったい誰が黒幕なのかは、なかなか分からず、そういう意味では面白かったか…

亡念のザムド

亡念のザムドを見ました。ネットカフェに七時間こもり、1-11話まで一気に。 エウレカセブン以来、ようやく定期的に見ようと思うアニメが来たという感じ。非常にうれしいです。 ニコニコ動画とかでは、オープニング、エンディングで「エウレカ臭がする」とか…

光の教会 安藤忠雄の現場

「光の教会 安藤忠雄の現場」を読みました。筆者は「磯崎新の都庁」の平松剛さんです。 光の教会―安藤忠雄の現場作者: 平松剛出版社/メーカー: 建築資料研究社発売日: 2000/12/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 42回この商品を含むブログ (43件) を見…

在日米軍司令部

日経新聞編集委員の春原剛さんの「在日米軍司令部」を読みました。在日米軍司令部作者: 春原剛出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 恥ずかしながら知らなかったのですが、在日米軍司…

誘拐

五十嵐貴久さんの「誘拐」を読みました。 誘拐作者: 五十嵐貴久出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (27件) を見る なぜ普通のサラリーマンが首相の孫娘を誘拐し、半ば成功していたか、と…

磯崎新の都庁

評判のノンフィクション「磯崎新の都庁」を読みました。 磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ作者: 平松剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/06/10メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 85回この商品を含むブログ (78件) を見る 評判通りの快作。建…

MISIAのDVD

EIGHTH WORLDのライブDVD。こういう作りで売られると少しテンションが落ちます。もちろん中身はいいんですけど。THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHTH WORLD [Blu-ray]アーティスト: MISIA出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.(BMG)(D)発売日: 2008/06/25メディア: Blu…

東京島

桐野夏生先生の作品。なるほど、これはまた桐野先生らしい小説だと思います。メタボラほどのテンションは感じず。 東京島作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 132回この商品を含むブログ (168件) を見…

森のなかの海

宮本輝先生の小説。初めの地震の書き出しから、こんな結末があるというのは、いい意味で裏切られた感じ。 森のなかの海(上) (光文社文庫)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/09/10メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (27件) を…