磯崎新の都庁
評判のノンフィクション「磯崎新の都庁」を読みました。
- 作者: 平松剛
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 単行本
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評判通りの快作。建築家ってどういうヒエラルキーなのかよく分からん世界だと思っていましたが、なるほどと、目から鱗落ちること、しばし。
丹下健三と磯崎新は師弟関係ではあるけど、建築に対する考えがそれなりに違いがあったということもよく分かりました。故鈴木俊一東京都知事との関係などもよく分かります。建築の評価システムがかいま見えてその点などもとても面白い作品でした。新建築ってそういう性格の雑誌だったのか…
で、いまはというと、石原東京都知事となかよくやっていたのが、なんだろう、先日亡くなった黒川紀章で、選挙をめぐって仲違いして、いまは安藤忠雄の時代ということなんでしょうか、これは。