光の教会 安藤忠雄の現場
「光の教会 安藤忠雄の現場」を読みました。筆者は「磯崎新の都庁」の平松剛さんです。
- 作者: 平松剛
- 出版社/メーカー: 建築資料研究社
- 発売日: 2000/12/01
- メディア: 単行本
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都庁もよかったのですが、光の教会はさらによかったと思います。一種独特な文体がありますが、もうすでに著書一作目にして完成していたわけですね。
平松さんのノンフィクションは、会話が生き生きとしています。それが人物をよく映し出しています。
光の教会では、安藤忠雄がいかに低予算でシンプルな教会を建てるか、そして建築家の持つエゴみたいなもの、をよく説明しています。さらに現場を預かる工務店の社長、現場監督、安藤事務所の担当者の思いがよく伝わってきます。いやあ、都庁よりもよいです。都庁を読んだ方は、すべからく、光の教会もお願いいたします。