中原の虹 四巻
張作霖が日本軍に列車を爆破されたことは歴史的な出来事として頭に入っています。だから最後は悲劇的な終わり方をするんだろうなあ、と半ばきめつめて読んでましたけど、最後まで死ななかったよ、張作霖。
だからというわけではないですが、最後まで焦点がぼけていたような気がします。歴史的な出来事とファンタジーの部分がうまく消化できていないのではないかと。まだファンタジー的なお話とミックスするのには、張作霖が活躍した時代はまだ早すぎるように思いますが、どうでしょうか。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 単行本
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