最近読んだ本


最近読んだ本をつけていなかったので、一挙に書きます。といっても少ない。


最後の陪審員上・下

最後の陪審員〈上〉 (新潮文庫)

最後の陪審員〈上〉 (新潮文庫)


大統領特赦に続く新潮文庫のグリシャム。有色人種差別、キリスト教の信仰心篤き人々など、70年代アメリカの南部の雰囲気が伝わってきました。それとアメリカの地方新聞社の経営なんかも興味深く読めました。事件自体はさほどミステリーにみちたという感じではありません。人物描写や小さいトピックなどがよかった。やはりグリシャムがこの作品で書きたかったのは、70年代のアメリカ南部の人々だと思います。


生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)


帯にでっかくサントリー学術賞受賞とあるので、背中を押された感じ。「生物と無生物のあいだ」とのタイトル通り、なにを生命とらしめているのかについて、追求していくのかと思っていたら、作者自身のアメリカ留学・研究と絡ませながら、分子生物学のトピックを解説していくスタイルになっています。というわけで「生物とはなにか」について、根源的なところを知りたいと思っている読者にはあんまり合わないと思います。


「生命とはなにか」といったら複雑系の科学について書かれた本がいちばんしっくりきたように思います。ただなんでDNAが出来たかについてはわかりません。


追伸

追伸

追伸


あんまり覚えていないけど、読んで良かったという記憶は残っています。



消費社会から格差社会


三浦展さんがどんな人物かはよく分かった。マーケティングというのはどんな仕事かも分かった。