オタクバカ一代
コンゾの社長だった(現在はゴンゾ・デジメーション・ホールディングス会長)の村濱章司さんが書いた「オタクバカ一代」を読みました。
現状のアニメ業界を知るうえでは、参考になりました。どうも現在は、こんな構図になっているんですかね。
- スタジオジブリ 言わずとしれた宮崎駿監督が所属する事務所。村濱さんがいうには、ブランドでは日本最強。世界的にも通用するブランド
- ゴンゾ スタジオジブリをブランドで抜きたいというアニメ制作会社。東証マザーズ上場。デジタルに強い。2006年夏映画のブレイブストーリーで勝負
- プロダクションI.G
- GAINAX 庵野秀明監督が所属するアニメ制作会社。王立宇宙軍は、いい映画でした
- サンライズ ロボットアニメといえば、ここ。ガンダムもここ(村濱さんは、まったくふれてません)
- BONES 鋼の錬金術師、エウレカセブンなど。原作があるときはいいんだけど、とはよく聞くが、エウレカセブンはよかった。着地は失敗(村濱さんは、まったくふれてません)
- 東映アニメーション よく知らない
構図になってないか。とにかく、ジブリにゴンゾは、勝ちたいらしい。映画の数で。宮崎駿監督が引退したら、勝てるかも。勝つってどういう意味か知らないけど。
本の中身自体は、前半にいろいろ、ガイナックスのエピソードとか、初期のゴンゾの苦労とかが書かれていて、面白かったけど、後半は、「駿に勝つ、庵野に勝つ」みたいな誇大妄想が爆発していて、興ざめしました。
ゴンゾのアニメは、私はまともに一本も見てません。今度見ます。