鉄道員
この作品で浅田次郎先生が、直木賞を獲ったのが1997年。いまから10年前です。東京會舘の直木賞受賞の記者会見にいきましたが、なんでこの作品が受賞作になったか、よく分かりませんでした。
私も若い時分だったので、質問とかもしてしまって、いまから思えば本当に赤面ものですが、浅田先生はいい人でした。
それで、きょう読み返してみたのですが、いい珠玉の作品群だということは、ようやく分かりました。10年が必要でした、恥ずかしながら。なんでこれで泣くかなあ、とか不遜にも思っていたんですが、いままさにツボです。これは成長したんでしょうか。子供もまだ小さかったし。
40歳になろうというときにようやく分かりました、浅田先生の作品が。遅いですよね。失礼しました。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/03/17
- メディア: 文庫
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