鉄道員


浅田次郎先生の鉄道員を読みました。


この作品で浅田次郎先生が、直木賞を獲ったのが1997年。いまから10年前です。東京會舘直木賞受賞の記者会見にいきましたが、なんでこの作品が受賞作になったか、よく分かりませんでした。


私も若い時分だったので、質問とかもしてしまって、いまから思えば本当に赤面ものですが、浅田先生はいい人でした。


それで、きょう読み返してみたのですが、いい珠玉の作品群だということは、ようやく分かりました。10年が必要でした、恥ずかしながら。なんでこれで泣くかなあ、とか不遜にも思っていたんですが、いままさにツボです。これは成長したんでしょうか。子供もまだ小さかったし。


40歳になろうというときにようやく分かりました、浅田先生の作品が。遅いですよね。失礼しました。

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)