ストレンヂア
ものすごくヒマです。なので二日続けて映画をみてしまいました。こんなことしていたら、ほんとうに社会人失格だなあ、と思いますが、まあ時間を無駄につぶすよりはいいでしょう。
で、昨日は試写会のはがきが、ちょうど編集部にあったので、「ストレンヂア 無皇刃譚」をみました。
公式サイト
ストレンヂア 無皇刃譚
制作はBONES。キャラデザは、斎藤恒徳さん。あんまり好きな絵柄ではないなあ、と思ってみましたが、これは傑作です。全体としてみると、使い古された設定が随所にみられますけど、うまく消化されていたのでOK。
まず、物語の構成がしっかりしていました。骨太の構成という感じ。起承転結、序破急という感じで何事も構成がしっかりした物語が好きです。102分が短く感じました。これは脚本の高山文彦さんのおかげでしょうか。
それぞれのキャラがたっていました。けっこうありがちなキャラ設定でしたけど、物語がいいので、まあそれもよしかな、と。
キャラ
- 名無し 凄腕の剣豪。トラウマで自分の剣を抜けないように鍔と剣が結ばれている。クライマックスでいよいよ封印がとかれるが…
- 仔太郎 ある理由から明国の集団から追われている。名無しを雇う形で安全な寺を目指す
- 羅狼 明国の凄腕の剣豪。ボスがいるけど、あんまり眼中無し
アニメの動きがよかった。エウレカセブンの後、あんまりアニメの動きに目を奪われる機会はなかったけど、手に汗握りました。
背景とかはそんなにキレイというわけでもなく、コマが特に多いわけでもなかったと思います。だから低予算だったんじゃないかと(もし違っていたらごめんなさい)、しかしそれを補ってあまりある骨太の時代劇アニメです。
2009年9月公開予定だそうで。
「名無し」はTOKIOの長瀬智也、「仔太郎」は14歳の知念侑李が声を演じておりました。こちらも熱演というか、見事な声優ぶり。特に仔太郎の知念くんは、うまかった。
しかしタイトルが内容に対していまいちピンとこないのが、よろしくないような。「用心棒」とか「生きる」とか黒沢作品風なのはどうでしょう。主人公が「名無し」だけに「椿三十郎」はつかえないけど。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2007/09/25
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