一瞬の風になれ - ほぼ毎日カレー

話題作なので読みました。確か、テレビ番組がおすすめしていたような。

キャラのたて方が、少年マンガです。小林まこと先生の「柔道部物語」を思い起こしました。

主人公は、サッカー競技からドロップアウトした高校生。ユース日本代表にも選ばれるくらいのサッカー選手である兄に対して、畏敬の念。同時にコンプレックスを抱えているんですね。

相棒に天才肌の幼なじみのスプリンターの「連」。主人公は、相棒の走りを見て、まじでキレイとかいっているわけです。本当に女性作家のボーイズラブの妄想ってどうなっているの、という感じ。

ライバルにマッチョなスプリンター。そのまた相棒におしゃべりな友達。このあたりは「バッテリー」の瑞垣を意識したキャラみたい。

結論をいうと、まあ、ほとんどは予測の範囲で物語は進みましたね。1巻はまだ、まともに読みましたけど、だいたいの手は読めたので、2-3巻は、本屋で斜め読みです。最後まで、こんなもんだなーで終わってしまいました。

本屋大賞のレベルが心配。しょせんノミネートは「本屋の店員」といわれないようにしてもらいたいものです。