下流志向


時間がありあまっていたので、売れている「下流志向」も飛ばし読みました。


下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち


筆者のいいたいことをまとめてみた。

  • 子どもたちが学ばなくなったのは、自己決定、自己責任という風潮が小さい子ども社会にも影響してきたため。しかし、誤った自己決定をただすことも、いまの自己決定、自己責任をよしとするイデオロギーをもつ大人では難しくなっている。


なるほど、なあ、と思いました。で、いま議論されている教育改革でこの問題が解決するかというと、まったく無理そう。結局発想が、先生たちもその上の管理者も「教育サービス」という考えに毒されているから、きびしいですね。万人のための教育というのは、やはり選択の余地なく、内容のいい授業をおこなっていくことで確立されるもののように思いました。