いろいろ読んだもの


最近読んだもの、最後まで読めなかったものを一挙だし。


藤原伊織さんの作品は初めて読みましたが、最後まで楽しめました。広告代理店を舞台にしたビジネスハードボイルド。広告代理店の仕事はよく分かりませんが、隠語とか専門用語もいろいろ出てきました。広告代理店に就職希望の人は、楽しみながら、業界のことが分かるのでは。

  • 翳りゆく夏翳りゆく夏 (講談社文庫)


単行本で昔読んだのに、文庫が出てまた読んでしまいました。面白いです。

  • 真夜中のマーチ真夜中のマーチ (集英社文庫)


奥田英朗さんの作品。最後まで読んだことは読んだが、小さくまとまっている感じ。マドンナの後に書かれた作品だというから、まだ直木賞を受賞する前のものか。奥田先生は、やはりサウスバウンドが最高。

  • ハードボイルド・エッグハードボイルド・エッグ


荻原浩さんの初期?の作品。バラバラ。最後まで読めず。


国内作品に多少あきたので、手を出したが、いずれも挫折。カラマーゾフと黒猫はそのまままた読もうかな、と。カラマーゾフは昔読んだけど、文庫の新訳が出ていたので、ためしに読んでみました。けど違いは分かりませんでした。

  • 聖なる黒夜聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)


これも挫折。えん罪で人生を狂わされた男の話。三浦しをん姉さんが推薦の帯を書いているので、試しに読んだんですけど、このホモの性描写に嫌になりました。そういう意味での推薦だったのね。面白いんだけど、注意。救いがない読後感。