サウンドトラック


「ベルカ、吠えないのか?」の古川日出男先生の作品ですが、ちょっと期待はずれ。


サウンドトラック 上 (集英社文庫)サウンドトラック 下 (集英社文庫)


漂着した無人島で2年くらい生き延びた子ども2人が、成長。“上陸”した多国籍都市の東京を破壊する、という話。
ヒツジコは、ダンスで“破壊”するというのが分かるんだけど、トウタが今ひとつ、魅力がない。さらに、カラスつかいのレニがトウタと絡んでくるんだけど、これがまた必然性が感じられない。


ということで、なんだかなあ。言葉遊びはそれはそれで楽しめましたが、それ以上にはなっていませんでしたね。