駿と吾朗

Yahoo!動画未来少年コナンが見られます。ということで、ひさしぶりに見てみました。


やはり、天才です、宮崎駿は。24話「ギガント」から26話「大団円」まで、つまみ食い的に見ましたが、ほんとに何度見てもあきないというか。気をそらしません。これぞ、演出、という感じ。


1978年4月に初放映のコナンですから、当時、宮崎駿は、37歳です。まさに才能がスパークしている感じ。で、ゲド戦記を作った宮崎吾朗は現在、39歳。もうこのあたりで、あーあという感じです。


自分のことをさておいて、やはり、父親と同じ土俵はきついです。なんか、もうファザコンなんでしょうね、吾朗さん。生身の父親のことを知らなかったから、父親の作品とか著作とかは、もうすり込まれるくらい見たり、読んだりしたとか。しかし、父親の表面だけはまねられても、オリジナルの天才性までは、学べるものではなかったんだね。


長嶋茂雄にしても、宮崎駿にしても、天才というのは、最も身近にいる人を不幸にしますね。人間というのは、なかなかむずしいもんだなあ、とコナンをみて、あらためて思いました。