シンドラーのマスコミ対応は東芝クレーマー事件以来のお粗末さだね


遅ればせながら、シンドラーエレベータの話題を。要するに、「対応が悪かった」ということにシンドラー社の対応はつきます。製品は、悪くなかったけど、マスコミと住民対応が悪かったんだと。だけど、これを言い出したら、製品のイメージも結果として悪くなるんだよね。ははーん。


スイスに本社があるシンドラーがそんなことも気づいていなかったとは、驚きですが、この世界には、イメージがよいけど実際には馬鹿な製品と、イメージはよくないけど実際には優れた製品とか、いろいろあるのですよ。


そしてイメージが悪いんだけど、実際には…という製品は、ほとんどこの世界からは抹殺されます。だから、実際にシンドラーのエレベーターが優れた製品であることをアピールしても意味がないんだよね。


こうして思い起こされるのは、東芝のクレーマー事件です。あれは、東芝製品がいいか悪いかは別にして、すごい東芝のブランドイメージにマイナスでした。東芝製品自体の性能に関わりなく、イメージが悪くなった、売り上げも落ちていったんですね。


だからとにかく、こういう事件で守らなくちゃいけないのは、ブランド・商品のイメージなんだってこと。
アップルは、iPodでものすごい数の初期不良を出していると思うんですけど、告知無しの無償交換でブランドイメージを守っています。ダイソンの掃除機も、けっこうな数で初期不良があったと思うんですけど、すばやい対応で火消しをしています。


思うに、シンドラーは日本では、ブランドイメージとかはあんまり気にしてなかったんでしょうね。もともと8000基しか売れてないわけだから、ひげ面の日本支社長とかいうのも、課長クラスだったんじゃないの。これは憶測です。そんなもんだよ。


あわてて、スイスからエレベータ部門の役員が来たけど、もうどーでもいいや、世界に飛び火しなけりゃくらいの対応ですよ。だから、シンドラーにとっていま一番されたくないのは、この事件が世界に向けて発信されることだよ。


私は、外国語が出来ないから、シンドラーをとっちめたいなら、がんがん外国の言葉で書いたり、言ったりすることだね。