菱和ライフクリエイト


マンションデベロッパーの菱和ライフクリエイトの社長が逮捕されました。
以下、新聞記事の引用です。


日本経済新聞5月8日付けインターネット記事から

渋谷のビル所有権を巡り、虚偽の登記申請をしたとして、警視庁組織犯罪対策四課は8日、暴力団山口組後藤組組長、後藤忠正容疑者(63)と東証 2部上場の投資用ワンルームマンション最大手、菱和ライフクリエイト社長、西岡進容疑者(52)10人を電磁的公正証書原本不実記録と同供用の疑いで逮捕した。


マンションデペの社長の逮捕といえば、ダイナシティの当時社長の
中山諭さんが覚醒剤取締法違反容疑での逮捕以来ですが
(以来っていうのがすごい)
この2社は、都内で不動産投資向けの分譲マンションの売り主となっていた点が
共通しています。


得意としていたのが、不動産ソリューションというビジネスで
これは、バブル当初の頃に戻っていうなら、地上げですね。


そういう意味では、結局のところ、マンションデペと暴力団の関係が
直結して、事件化したわけですね。


もうひとつ、共通点をあげると、両社の株主として、
外資系の金融機関が大株主である点です。


会社四季報春号からピックアップしました。
菱和ライフクリエイト
株式保有
西岡進(逮捕されちゃった社長)23.4%
日本ライフクリエイト22.0%(たぶん関係会社)
モルガンスタンレー4.4%
ルクセンブルグジャスディックレンディング1.3%
以下略


ダイナシティ
中山諭14.3%
ベア・スターンズ&カンパニー6.7%
ゴールドマン・サックス・インターナショナル4.5%


ダイナシティには、ニューヨーク前市長のジュリアーニ氏が関係している
外資系企業も大株主として名を連ねていました。


となると考えられるのは、東京の不動産バブルについて、
外資系は、ビジネスチャンスとしてとらえていて、
しかもそれが相当程度、もうけの材料になっているということです。


これは、果たして、誘導された東京の地価バブルなのかどうなのかは、
わかりません。しかし、あんまり面白くない話です。


なんか見えてきませんか。
三流マンションデペロッパー→外資系金融→暴力団→政治家(新自由主義)→
三流マンションデベロッパ
という、ろくでもない構図が…
このあたりは、反戦な家づくりさんの記事を参考にしてください。


警視庁が、よく事件をあげているのは事実。
なんででしょうか。官邸とかと齟齬が生じている?
そんなわけないよね。