大食い女王・ギャルソネ


スポーツニッポン5月7日更新の記事によると
テレビ東京の「元祖!大食い王決定戦 新爆食女王誕生戦」で優勝した
ギャルソネこと、曽根菜津子さんが、テレビのバラエティ番組で
引っ張りだこだという。


大食い番組に関しては、10年以上もウォッチしてきたが、
まあ、各局ともギャルだから、ほぉっておかないだろうな、と思う。


曽根さんは、バラエティの穴埋めに、容貌とかからすると、
ぴったり。まさにパンダのような存在だ。


まったく、その出演番組を見ていないので、わからないが、
ギャルソネが、信じられない量(たとえば、ホールケーキ4個)を
ひとりで食べて、レポーターが信じられないーという表情を見せ、
スタジオでMCが「本当に信じられませんねー、○○さん」とか、
馬鹿なコメンテーターに話をふって、バカコメンテーターが
「こんなことしてていいんですかね」と訳知り顔をするという、
そんな感じだろう。


つまんねーな、大食いは、もっとすごいはずなのに。


かつて、女王といわれた赤阪尊子さんは、番組中、殺気立ってたよ。
大食いに自分の存在をかけていたから、まさに文字通り、
女王でした。


赤阪さんは数々の伝説を作りましたが
(野獣・藤田との太巻き6メートル食いにおける瞬間一気食い、など)
私が一番すげー、と思ったのは、オーストラリアにいって
エミューのオムレツの大食いで、オーストラリア人と戦ったところです。


赤阪さんの前に積み上げられた
食べ終わったのオムレツの皿を見た
対戦相手のオーストラリア人の顔は、まじで
「こいつ(赤阪さん)の前から、一刻も早く立ち去りたい、
立ち去らなくちゃ、喰われる」という目をしてました。


アホのTBSが、フードファイターとかいって大食いに参入して
テレビ東京の大食い選手が流出した時に、赤阪さんも
いろんなバラエティ番組に出ましたが、
私は、正視できませんでした。


ああ、赤阪さんが、世間に迎合してるって。
トラがその牙をもっているがゆえに、見せ物にされているのと同じだなー
と、悲しい気持ちになったのをおぼえています。


たぶん、多くの視聴者がそうおもったんでしょう。
赤阪さんは、その後、バラエティに出なくなりました。


そしてギャルソネ。この人は、底がまだみえないんだよね。
だから怖いともいえますが、赤阪さんみたいに、
オーストラリア人をびびらすことは出来ません。
負けた相手は、こう思うでしょうな。
「なんかしらないけど、まけちゃったな。
だけど次はたぶん勝てるな」と。
不気味さがない、執念を感じない。
一見、キャラが濃そうだが、そんなでもない、赤阪さんに比べれば。


怖さがないぶん、バラエティでもいけるんだな、ギャネソネ。


一回、全盛時の赤阪さんと対決させてみたいね、ギャルソネを。
いってもせんのないこととは知りつつも、そういわざるをえません。
そのくらい、赤阪さんは、すごかったよ。


我が家には、赤阪尊子の戦いをほぼ収録したDVDがあります。
残念だな。ギャルソネ
ナンシー関先生は、いつも赤阪さんの戦いについては、
コラムのネタにしてましたが、たぶんギャルソネはならない、と思います。


なんでかな。うーん、水準に達せず、
扱うにたらん、という感じかな、結局