エウレカセブン最終話レビュー

まあ、ここまで、楽しませてくれたんだし、
エヴァの時のように自爆はしなかったという意味では、
よかったと思いますが、
「満足」というほどでもないよね。
応援の意味もあり、いままでスルーしてきましたが、
やはり、書いておかないと、よくないよね。
京田知己監督を始めとして、
制作者側は、ちょっと視聴者を甘くみてんじゃないの、
自分たちの都合を優先させて。
まあ、いろいろ詰め込みたかったんでしょうが。
よりうまくまとめる方法は、たくさんあったにもかかわらず、
あえて、不協和音が残るような最終2話を作ったのは、
なぜでしょうか。安易な道を避けたという見方はできますけど。
これもまた、戦略かね。しかし、視聴者にあきれられたら終わりだよ。
クリエイターとして、あなたたちは、それでいいんかいな、と思うね。。

とにかく、ここまでいろいろ伏線を張ってきたストーリーにしては、
お粗末といえる演出はちらほらありました。
場合によっては、致命的なものまであります。

コンパクドライブに、なんでいまさら、カタカナかなー
だったら、はじめから、カタカナにすればいいじゃん。

ニルヴァーシュがなんでしゃべんの。
アドロックでさえ、しゃべってないのに。
アドロックの話さない演出には、感心させられましたが、
すべて、ぶちこわし。
ニルヴァーシュが無言で去っていっても、たぶんストーリーとして
成立していたのに、もったいないことするなあ。
たぶんバタバタで、ストーリーを進めてきたから、
視聴者がわからないかも、と弱気になってしまったんじゃないかと
思ってしまいました。

それと、ゴンじいが、なんでコーラリアンなのさ。
これは、賢人が「アゲハが増えすぎてる」というところに
かかっているんだと推察してますが、
こんなんでつじつまあわせて、ストーリーのバランスを崩して、
どーすんのよ。

とにかく、いろいろな意味で着地に失敗したエウレカセブン
ひねりいれたら、頭から落ちたって感じかしらん。
または、制作側のいろんな思いを拡散させただけだったエウレカセブン
最終話が大団円になる構造はできませんでしたね。
「オシマイ」のところと、アクセル・サーストンのところに戻ったのは、
よかったんですけどね。

可能ならば、これは、作り直ししてもらいたいです。
視聴者のために。制作者は自己満足で満ち足りているかもしれないけどね。
だから、やっぱりサッカーやってる場合じゃなかったんだよ。