サウスバウンド
本の話をついでに、もう一本。
2006年の本屋大賞が集計中。ノミネート作品のなかでは、
強力なのは「東京タワー」であるのは、衆目の一致するところ。
ただ、こっちも注目。
奥田英朗先生の「サウスバウンド」である。
まあ、奥田先生は、直木賞をとってるから、本屋大賞はいらないという説もある。
しかし、「サウスバウンド」はけっこういい。
子どもが「おとな」で、おとなが「子ども」をやってます。
ということで、小四の娘に読ませました。
「おもしろかったよ、パパ」
国語の教科書の「ごんぎつね」を毎日朗読させられている我が娘。
今時の子どもに「ごんぎつね」は、ちょっとねー。
うちの娘には、奥田先生の「イン・ザ・プール」も以前に読ませました。
勃起する男の話は、「読んじゃダメ」と釘をさして。
「おもしろかったよ、パパ」
だから、「ごんぎつね」なんていうもんを学校で読ませるから、
子どもたちは、読書嫌いになるんだよ。
話がだんだんそれてますが、
とにかく、「サウスバウンド」は子どもが読んでも、大人が読んでも
おもしろい小説です。
