民主党の政策

総選挙で民主党過半数をとるような週刊誌報道が続いております。週刊誌は売れればまあ、OKなので、見出しはウソでもなんでもいいわけで、信憑性はあまりないわけなんですけど、それにしても民主党が政権とったらたいへんだなあ、と思うわけです。


民主党の政策は形としてまず見えているのは「大きな政府」です。


小さな政府は減税によって、消費を刺激しようとしますが、民主党マニフェストには「減税」があるのは、暫税率の廃止くらいでしょうか。個人に対する減税はないんじゃないかなあ。


代わりに盛り込まれているのは、子ども手当です。これはまあキャッシュバックみたいなもので、政府・自治体側の手間はかかるよね。公務員の手間が維持されて、しかもありがたや、と納めた税金の一部をお金で受け取るという形です。ばかばかしいから、その分減税してくれ、という感じ。バカにしてませんかね。


「高速道路の無料化」というのもナンセンスな政策です。道路はメンテナンスする限りはお金がかかるわけで、無料化をずっとしつづけようとすれば、永遠に現状の道路のメンテナンス費用を払い続けなければなりません。税金で。縮小しようというメカニズムは働きますか、そこに。


むしろ巨大な国営道路公団が復活するイメージじゃないですかね、無料の看板のもとに、巨大な公的資金が投入され続ける。それは勘弁してほしいんじゃないの、国民は。


例えばJRを無料化する、という政策を掲げたとしましょう。みんな賛成、しかし、このためには国営のJRを維持するのには、巨額の税金が投入されますよ。国が収入を保証してくれるから、無駄を削るとか経営努力とかしないで、国から無料化にかかった費用を受け取り続けるだけ。そういうことを想像したら、高速道路の無料に賛成できますかね。ばかな道路公団には、市場原理という足かせをかけておいたほうがいいんじゃないのかね。


自民党の政策のほうが合理性があるわ、少なくても小さな政府という形は維持しようとしているし。麻生太郎に投票するという形をとるのは嫌だけど。