本当に、歴史の本読んだほうがいいと思う


世界史の未履修問題ですけど、ようやく収拾がつきそうです。しかし、今回の問題は、自分たちが決めた指導要領を守っていなかったからといって、バカみたいに切れた文部科学省と、それに同調して騒いだマスコミという感じでしたね。マスコミが文部科学省にいいように使われていたような。バカみたい。意識していないのかもしれませんが、文科省の主導権争いに手を貸すなんてね。


指導要領なんて、絶対的なもんじゃないでしょ。適当にこんなもんかってつくってんだから。それを70時間だの、50時間だのって、考えるほうがバカみたいだよね。


受験偏重の弊害とかいうけどさ、試験ないと勉強しないっていうのはなんか当たり前でしょう。


世の中、そんなにむやみやたらに暗記したがるやつばかりじゃないっていうのを分かってほしいですね。そういう意味では、石原都知事がいう歴史の本を読んだほうがよほどためになる、という考えに賛成です。


私は、日本史しかやっていませんが、大学に入ってから、中公文庫の世界の歴史を読んで面白かったし、いろいろと塩野七生先生のローマとかベネチアとかの本とか、中国の歴史とか読みました。暗記はしてないから点数はとれないけど、世界史って結局流れを理解すれば十分という気もする。常識は頭に自然に入るし。


それと私立の受験校の未履修がちらほらクローズアップされていますけど、開成だろうが、駒場東邦だろうが、みんな適当に学習指導要領を解釈で読み替えて自由にカリキュラムくんでいるんだから、あんまりつつかない方がいいと思う。駒場東邦なんて歴代の校長のなかに文部省の元局長がついていたこともあるんだから、そのあたりのことは十分分かっているはず。それを未履修だ未履修だと騒ぎ立てるのは、いい時期だから、文部省の存在感をアピールする狙いがあるとしか思えませんね。


いいかげん、この話は、打ち止めにしてほしいです。もう終わるとおもうけど。